前回からの続き・・・

っで、私が言いたいのは、そのヘリクツじゃなくて、もっと大切で、役立つことなんです。

私、毎晩毎晩、自宅で寝るときは必ず!「桂枝雀」の落語を聴きながら寝ているのですが、ある落語のまくらで、こういうのがあるんです。

「金は天下のまわりものと言いますが、まわるルートが決まっているんやそうですなぁ。
金というのは寂しがり屋で、有るところへはどんどん行こうとしますが、無いところへはまったく行こうとしないようです。
ですから、金を貯めようと思えば、まずお金を貯めないといけない・・・」

結構面白いまくらです。
これもある意味パラドクスと言えますが、私たちもこのような軽いパラドクスをよく抱えたりしますよね

私が起業しようと思ったときも、パラドクスに迷い込んでいました。

自分の人生を大切にするために起業したい!
→しかしそうすると、世話になった社長を裏切るようなことになる
→そうなると、人を裏切ったら自分の人生は台無しになる
→しかし、自分の人生を大切にするために起業したい!

解りますでしょうか? 思考の堂々巡り→パラドクス状態です。

いかにも、パラドクスですが、その実は、自分で結論を出すことから逃げているだけ。
さらにいうと、思考停止、問題の先延ばし、人に自分の人生を決めてもらうというような状況。 そういう時は、ただ優柔不断なだけ、なんでしょうね。

こういう事って、ないでしょうか?

たとえば、「あの人に気持ちを打ち明けたい」→「打ち明けたら終わるかも」→「打ち明けなければ始まらない」→「打ち明けたら終わるかも」→「打ち明けなければ始まらない」
答えの出ない悩みとは、パラドクスにハマっている状態かもしれません。
っで結局どうするかと言うと、多くの場合、「答えを出さない」という答えを出している(笑)

ニワトリとタマゴからここまで引っ張りましたが、お待たせ!
私が気付いたことをボチボチ発表します。(誰も待ってへんって)

ニワトリも、タマゴも、ちゃんと深く深く掘り下げて、メリットデメリットや、自分の価値観と照らし合わせたり、過去の経験と照らし合わせたりしながら、正確な情報を列挙し、2つとも明確に定義しなければならない。
そうすると、必ず明確な答えがでる。ということです。

マインドマップでも、ワードでもいいから、それぞれの詳細な情報をトコトン書き出してみれば、自分にとっての答えが浮き出てくるという事。
間違っても、「答えを出さない」という答えなんて結論にはならないかもしれません。

なんでも、意思と確信を持って決定しよう。
無意味な先延ばしで、人に決めてもらうことはやめよう。

そんな事を考えたりしました。

おわり。