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市川海老蔵の『信長』

週末、松竹座で『信長』を観てきました。

信長を市川海老蔵が演じていたが、結構ハマっていました。
私が一番好きな歌舞伎役者は、市川團十郎。
そして海老蔵はその息子。とても憧れる親子です。

はじまりは、たった一人遠くを見やりながら野原にへたり込んだ信長が、おなじみの哲学を口にする場面から。
「俺は誰なのか。俺は何をしに生まれてきたのか。俺はどこへ行くのか」

信長は、殺し合いの乱世に嫌気をさし、天下統一で世を治め始めていた。
そんなある日、ポルトガルの伝道者から地球儀を贈られる。
そして、日本の小ささに愕然とする。「小さい・・・」
そこから、隣国、果てはローマを手に入れたいという野望の虜になる。
野望で狂乱となった信長は、裏切りとともに殺されてしまう。

最近、どっかで聞いた話に似ています。

そして、場面は最初と同じ構図に切り替わり、再び再現されます。
たった一人遠くを見やりながら野原にへたり込んだ信長が霧の中でつぶやく。
「俺は誰なのか。俺は何をしに生まれてきたのか。俺はどこへ行くのか」

物語の構成がとても素晴らしくて、感動的な舞台でした。

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