マイライフ―The day in my life 石田 純一
いつもは、ビジネス本を薦めあう友人から、意外な本を薦められて読んでみた。
とても個人的なことを書いた日記をそのまま本にしたような、ある意味斬新な感じがした。「ホンマ、エエんかいな」、と言いたくなる。もちろん商業的な意味もあって、かなりリアルに書いているのだろうけど、いわゆる暴露本という感じはしなかった。
どちらかと言えば、情けなく、女々しい(←文字にすると違和感があるね)、自分を気持ち良いくらいさらけ出しているという印象。でも、男が女を思うときってのは、意外と繊細な乙女のように弱々しい。
読み終わってから「マイライフ」というタイトルが妙に気に入った
そう、それは彼の人生。
マイライフと言われたら、もう、何も言うことはない。
ちょうどこの週末に、昔からの友人たち5人で「今さら新年会」をこれまた「今さらフグ屋」で開いた。
中学時代からずっと仲の良い親友たち。もうそろそろ30年?皆、41、42歳になった。・・・それぞれの「マイライフ」それぞれの価値観で生きてきたマイライフ。
これくらいの年代になると、それぞれのカラーがハッキリしてきたような気がするし、おそらく急に色が変わることは無いだろう。
彼のマイライフ、彼女のマイライフ、あなたのマイライフ、私のマイライフに良いも悪いもない。
本を読んでいて、そして友人たちと会っていて、そんな当たり前のことに、今頃気付いた。
と言いながらも、一行で書けるマイライフなんて・・・もったいない。
「まぁ普通に学校でて仕事して、贅沢はできなかったけど、極端な貧乏もせずに済んだ、そこそこ普通の人生でした」そんな事、じいさんになってから言いたくない!
たった一回ポッキリの人生。
次のページに何が書いてあるのか想像がつかないような、ドキドキする人生を生きたい!未来のページを人に書かせることは絶対にしない。
間違っていても、自分で素晴らしいストーリを書くつもりだ。
・・・なんだか、気持ちが高ぶってしまいました。