先日、3日間かけて人間ドックのフルコースを受けてきた。
毎年、健康診断を受けてはいるが、さすがに55歳。一度、ここらでフルスペックの人間ドックを受けてみることにしたのだ。
検査内容は、がんを探すPET-CT、脳MRI、頸動脈検査、胃カメラ、大腸カメラ、ほか諸々あり、結局1泊2日+1日になった。
結果が出るまで2週間ほどかかるらしい。妙に気をもむ長さ。
この2週間、一応、悪い結果に対する心の準備と覚悟をしていた。
病気の自覚症状はないが、「PET検査で初期の〇〇がんがみつかりました」的なことぐらいは、十分にあり得るだろうと。
なんせ、がん罹患率は55〜60歳を起点に急速に増えるのだから。
それにしても、「検査結果は2週間後に書類を郵送」ということだが、これ、もしガンだったとしても「ステージ〇のがんが見つかりましたよ」的に、しれ〜っと書いてあるのだろうか。
よく、ドラマなんかでは、奥さんだけを呼び出して告げるとか。
「先生、主人には内緒にしておいてください (涙)」的なあれで。
あるいは、医者がPCモニター見ながら「ほらここね。胸部にガンが見つかりました。しかしご安心ください。これは手術で取り除けるものですので (微笑み)」的な報告で、つい泣きそびれるとか。
そうこうしてるうち、2週間経った今日、その書類が届いたのだ。
すぐには開けず、10分ほど寝かしてみた。
自分でドラマ感だして、少しだけ走馬灯を回してみたり。
で、いざ開けてみると、やたら書類の枚数が多い。
結果はっぴょー!はサクッとわからず、結構、読むグダグダ感。
で、まとめるとこういうことだ。
がんは無いよ。でもコレステロールが基準値よりちょっと高いから気をつけようね。……。
走馬灯には、絶食とかカメラを上下挿入した想い出が映っていた。
今思えば、あの大変な苦労があったからこそ、「コレステロールが基準値よりちょっと高い」が知れたのだ。
この場合、どういうツッコミが適切かわからないが、とりあえず
「でしょーねっ!」 にしとこか。