先日、『たろう と かたろう』(衆議院議員 河野太郎のLIVE配信)を観ていたら、昔、父(元副総理 河野洋平)が、話術を学ぶために一人芝居へ連れて行ってくれたという話があった。

その一人芝居というのが、小沢昭一の『唐来参和(とうらいさんな)

まだ口演をやっているのであれば生で観に行きたいと思ったが、調べてみると1983年~2000年まで全国各地でやっていた口演らしく、また小沢昭一ご本人も9年前すでに亡くなっている。

生で観れないのは非常に残念だが、早速、AmazonでDVD『唐来参和』を購入して観た。

最初から最後まで、耳と目を掴まれっぱなしでとてもとても面白い。
面白いというか、感心して、笑えて、泣ける。完成された芸とはこれを言うんだね。

日本の伝統芸能に興味あるならぜひ観てもらいたいが、講談師の神田伯山(神田松之丞)があれだけ人気になったことを考えれば、結構、観れば好きになる人は多いと思う。
身近な人なら、声掛けしてもらったらお貸しします。

知らずに過ごすにはあまりにも勿体ないほど日本の伝統芸能は面白い

と、言いながら私もまだ、ある程度、観てきたのは落語や歌舞伎だけ。
歌舞伎友の会に入っているので、松竹系ならほぼ確実にいい席で観れているが。

日本には、能、狂言、文楽、浄瑠璃、講談と色々あるし、かなり聞きこんできたと自負できる落語にしても、上方だけで江戸落語はほとんど知らないし歌舞伎だってまだ十八番を制覇できていない。

あと、歴史なんてまったくの手つかずだ。
まだまだ将来の楽しみがいっぱい残っていて幸せだ。